2016年 08月 23日
35.暑さと草取りの7日間戦争w
機械作業メインだからといっても手作業もある。その手作業といえば草取りである。
畝の草取りは、カルチという作業機で刈ることができるが、株間や株周りは機械が入れられない。
そこは、手作業でひたすら抜くことになる。菜園ならば小さいエリアだし、数も少ないから
あっという間に終わるだろう。しかし、農場となると地平線の向こうまで!!傾斜があったり
1本200から300メートル、1エリア28列、何エリアもある。
1日で終わるはずもなく、3人でやっても1週間から10日間はかかる。
除草剤も使えないから生え放題である草たちは、1つの株周りに10本は当たり前、多いところだとビッシリと生えている。何度か数えたが50本超えるところが多い。
曇っていれば作業的に助かるが、炎天下で日陰のない圃場では、意識がもうろうとすることもあるくらい暑さとハチが何度も襲ってくる。そして腰や首も使い慣れていない体では、結構痛みが発生した。1か月体験して思ったことは、私は子供の頃、ハチに刺されたことがあり、ハチは厄介で、苦手だったけど、今は気にならないレベルにある。厄介なハチがいたらデコピンでやっつけるレベルである。スズメバチは特に気をつけないといけない。ハチ類は煙草の煙や黒いものに突進してくる。
黒い帽子は買ったもののあまりにもハチが飛び回るので使うのをやめた。
ダニやノミも普通にいる。長袖長ズボンの作業服でさえ、服の間から侵入し、噛まれる。
噛むだけなら一瞬、痛かゆい程度で済むが、ものすごく痒くなるのが厄介である。
気を付けなきゃいけないことは、ダニが噛んでいても決してつぶさない事。潰すと体液が全て血液中に入ってしまい、感染症を引き起こす可能性があり、北海道で死者が出ている。ダニが噛んだら医者に取ってもらうことが一番でしょう。
関東は蚊が多いけど、富良野に関しては蚊は見かけていない。代わりにぬかという小さい蛾がいるらしいです。それが網戸を通過して部屋に侵入し、噛まれます。噛まれるとボツボツと虫刺されみたいのができて、これまた痒いです。
お坊さんは殺さないで刺されるのを受け入れることもあるらしいが
このかゆみを受け入れるのは結構きついかも。
こうして、暑い、かゆい、痛い、きつい草取りの七日間連続勤務の大根草取りが一時的に終わったのである。
他にもキャベツ草取りにも挑んでいる。